Ubuntu22にPostgre15をインストールする方法について紹介します。
途中、少し手こずったので、対処方法についても紹介します。
環境
- Ubuntu Server 22.03.3 LTS
- PostgreSQL15.4
- rootユーザ
PostgreSQLのバージョン確認
まず、Ubuntu22でのPostgreSQL標準バージョンを確認します。
apt info postgresql
以下のバージョンが標準バージョンとなります。
Package: postgresql Version: 14+238
Ubuntu構築時点では認識できる標準バージョンが古い場合があるので、レポジトリを追加して、再度、PostgreSQL標準バージョンを確認します。
apt install curl ca-certificates gnupg curl https://www.postgresql.org/media/keys/ACCC4CF8.asc | gpg --dearmor | sudo tee /etc/apt/trusted.gpg.d/apt.postgresql.org.gpg >/dev/null sh -c 'echo "deb http://apt.postgresql.org/pub/repos/apt $(lsb_release -cs)-pgdg main" > /etc/apt/sources.list.d/pgdg.list' cat /etc/apt/sources.list.d/pgdg.list ↓レポジトリが追加されていることを確認 deb http://apt.postgresql.org/pub/repos/apt jammy-pgdg main ↑レポジトリが追加されていることを確認 apt update apt info postgresql ↓標準バージョンが変化していることを確認 Package: postgresql Version: 15+253.pgdg22.04+1 ↑標準バージョンが変化していることを確認
PostgreSQLをインストール
とりあえず、aptコマンドを使用してPostgreSQLをインストールしてみます。
apt install -y postgresql
以下のメッセージが表示されてエラーとなります。
E: Failed to fetch http://apt.postgresql.org/pub/repos/apt/pool/main/p/postgresql-15/postgresql-15_15.4-1.pgdg22.04%2b1_amd64.deb Connection failed [IP: 87.238.57.227 80] E: Unable to fetch some archives, maybe run apt-get update or try with --fix-missing?
“apt-get update”をやってみろと言われているので、素直にやってみます。
依存関係の更新ですね。
apt-get update apt-get install apt install -y postgresql
しかし、同じエラーとなってしまいました。
E: Failed to fetch http://apt.postgresql.org/pub/repos/apt/pool/main/p/postgresql-15/postgresql-15_15.4-1.pgdg22.04%2b1_amd64.deb Connection failed [IP: 147.75.85.69 80] E: Unable to fetch some archives, maybe run apt-get update or try with --fix-missing?
パッケージを手動ダウンロードして再インストール
パッケージのダウンロードでエラーとなっているようなので、手動でダウンロードしてみます。
手動でフォルダを作成し、そのフォルダにダウンロードします。
mkdir -p /tmp/ cd /tmp/ wget http://apt.postgresql.org/pub/repos/apt/pool/main/p/postgresql-15/postgresql-15_15.4-1.pgdg22.04%2b1_amd64.deb ls -ltr ↓パッケージがダウンロードされていることを確認 postgresql-15_15.4-1.pgdg22.04+1_amd64.deb ↑パッケージがダウンロードされていることを確認
ダウンロードできたかことが確認できたら、ダウンロードしたパッケージのみをインストールします。
dpkg -i ./postgresql-15_15.4-1.pgdg22.04+1_amd64.deb
再度、インストールを実施してみます。
apt install -y postgresql
以下のエラーになってしまいます。
E: Unmet dependencies. Try 'apt --fix-broken install' with no packages (or specify a solution).
“–fix-broken”オプションを付けて依存関係を更新しろといわれているのでやってみます。
apt --fix-broken install
再度インストールをやってみます。
apt install -y postgresql
正常にインストールが終了したら、「systemctl」で起動していることを確認して終了です。
root@zst:~# systemctl status postgresql ● postgresql.service - PostgreSQL RDBMS Loaded: loaded (/lib/systemd/system/postgresql.service; enabled; vendor pres Active: active (exited) since Sun 2023-09-03 11:07:21 UTC; 7s ago Process: 68255 ExecStart=/bin/true (code=exited, status=0/SUCCESS) Main PID: 68255 (code=exited, status=0/SUCCESS) CPU: 3ms Sep 03 11:07:21 zst systemd[1]: Starting PostgreSQL RDBMS... Sep 03 11:07:21 zst systemd[1]: Finished PostgreSQL RDBMS.