ブログをはじめるならレンタルサーバ。ロリポップを2年使ってきた感想

CSS

このブログはロリポップレンタルサーバを使用しています。
筆者は、このブログが初めてのブログなのですが、レンタルサーバを借りたのも初めてです。


これからブログを始めようと思っている人向けに、レンタルサーバの必要性や、ロリポップレンタルサーバを使ってきた感想について書いていきます。


筆者はロリポップレンタルサーバしか使ったことがないのですが、できるだけ他レンタルサーバとの差についても説明します。
結論としては、ロリポップお勧めですよ!っていう内容になっています。


ブログをはじめるならレンタルサーバ


ブログサービスとレンタルサーバ


ブログをはじめる際、”サーバをどうするか?”について、まず決めなければいけないです。
大きく分けて、ブログサービスを使うか?自分でレンタルサーバを借りるか?の2通りあります。


ブログサービス


まず、ブログサービスについて説明していきます。

ブログサービスを使う場合、以下のようなサービスがあります。


  • Amebaブログ
  • FC2ブログ
  • 楽天ブログ
  • Qiitaブログ

各ブログサービスの特色は以下になります。


Amebaブログ


一度は名前はきいた事がある人も多いかと思います。

日本で最もメジャーなブログサービスかと思います。

有名人も多く登録していますね。

メジャー度からするとナンバーワンですね。


FC2ブログ


運営元はアメリカの会社になります。

主な特徴は、他ブログサービスと比べてデザインの変更自由度が高いところですね。

また、ブログサーブスには珍しく、営利目的(アフィリエイト、アドセンス)でのブログ運営が認めらている点についても特色の一つとなります。


楽天ブログ


楽天ブログは、その名のとおり楽天が運営するブログです。

楽天市場との親和性が高いので、楽天一番の商品の紹介によってアフィリエイトをおこない、楽天スーパーポイントを貯めたりすることができます。


ここまで紹介したブログ以外でも同じですが、各ブログサービスでアカウントを作成さえすれば、すぐにブログを始めることができます。
手軽さでいけば、圧倒的にブログサービスを使った方がブログをはじめるスピードは速いです。


レンタルサーバ


ブログを始めるためのもう一つの方法が、自分でレンタルサーバを借りて、そのレンタルサーバ上にブログを構築する方法です。


レンタルサーバはいろいろありますが、代表的なものは以下になります。

  • ロリポップ
  • エックスサーバ
  • さくらのレンタルサーバ

レンタルサーバを借りてブログを始める場合、”借りたらすぐにブログを開始”という訳にはいかないです。
自分で、ブログ環境を構築する必要があります。
ブログ環境を構築するのに有名なソフトウェアがWordPressです。


よく、“WordPressブログでブログを始める”といった表現をする人がいますが、正式にはニュアンスが違います。
正式には、”レンタルサーバを自分で借りて、自分でWordPressをインストールしてブログを始める。”が正解です。


WordPressをインストールというと、何か難しいような印象がありますが、これは極めて簡単です。
インストールウィザードに沿って進めれば、インストールに失敗することはないでしょう。


なぜ、WordPressがこんなに普及しているかと言いますと、“一番有名だから。”という理由だけです。
日本でもメジャーなので、困った時のトラブルシューティングについても、ネット上に豊富に公開されています。
世界のWebサイトの約40%がWordPressで構築されているみたいですね。


WordPressではなくても、ブログサイトは構築することができます。
WordPressは、ジャンルでいくとCMS(Contents Management System)になります。
CMSでいくと、WordPress以外い以下のようなものがあります。

  • Drupal
  • Shopify

筆者は、Drupalは使ったことがあります。
まあ、WordPressと似たような構成ではありますが。。。


WordPress以外にもCMSは世の中にあふれていますので、何が何でもWordPressを使わなければいけないという訳ではありません。
しかし、やっぱりメジャーなものを使っておいた方が無難です。
何か問題が発生した場合に、解決策がみつかるスピードが段違いに違うので。


レンタルサーバを使った方がいい理由


ブログを始める理由によりますが、圧倒的にレンタルサーバを自分で借りてブログを始めたほうがいいです。
一番の理由は、“自由度の違い”です。


レンタルサーバは、その名の通り、世界のどこかに(クラウドに)存在しているサーバ領域を借りているという事です。
自分のスペースを確保している訳ですね。
なので、どういった目的でそのサーバを使っても自由ですし、アドセンスやアフィリエイトを使用してお金を稼ぐことも自由です。


しかし、ブログサービスの場合は、そうはいきません。
ブログサービスは、いわば、ブログ運営会社(AmebaやFC2)にブログ記事を載せるスペースを提供してもらっているだけです。
ブログ運営会社のルールに沿ってブログ記事を書かなればいけません。


ブログサービスによっては、アドセンスやアフィリエイトを使ったマネタイズ行為は禁止しているサービスもありますし、いきなり運営会社からアカウントを凍結させられる場合もあります。


また、ブログデザインの点でもレンタルサーバを借りてWordPressで構築した方がよいです。
WordPressでブログを構築する際、テーマというものを選択します。
このテーマは、ブログの基本デザインとなり、無料で様々なテーマが公開されています。
自分で気に入ったテーマを選択することで、デザインを自由に設定することができます。


ブログサービスの場合は、そのブログサービスの基本デザインに沿ってブログ記事を作ることになります。
自由にデザインを変更できないという点でも、ブログサービスをお勧めしない理由です。


結局は、ブログを始める目的によって変わりますね。
一秒でも早くブログを開始したくて、アドセンスやアフィリエイトといったマネタイズは今後もおこなわないということであれば、ブログサービスを使った方がよいでしょう。

しかし、デザインも自分で自由に変更したいし、ゆくゆくはマネタイズしていきたいのであれば、圧倒的にレンタルサーバを借りてブログを始めることをお勧めします。


ロリポップを2年使ってきた感想


短刀直入に言うと、ロリポップは初めてブログを使う人にとっては最適、です。


とにかく安い、です。


ロリポップは、用途に合わせて以下の5つのプランがあります。
以下、安い順です。

  • エコノミー
  • ライト
  • スタンダード
  • ハイスピード
  • エンタープライス

筆者はスタンダードを使っていますが、性能・容量ともに十分です。
何も不都合ありません。
それなのに月額550円ですからね。


正直なところ、始めてブログを作る人は、最初からアクセスが頻繁に発生する訳ではないので、ライトから始めてアクセスが増えてきたらプランをあげていく方式でもいいかと思います
筆者はいきなりスタンダードから契約したのですが、その理由は、電話サポートの有無です。
電話サポートは、スタンダードプランからしかないので。


でも実際は、2年ロリポップを使っていますが、電話サポートが必要な場面はありませんでした。
なので、今となってはライトから始めてもよかったかなと思っているくらいです。

※エコノミーはWordPressが使えないので、エコノミーから始めるのはやめておいた方がいいですね。


また、ファイルのアップロードやダウンロードをおこなう場合、SSHでの接続が必須だと思いますが、SSHもデフォルトで使えます
SSHでの接続設定をおこなう必要があるのですが、SSH接続をおこなっても別途領域が発生することはありません。


ドメインを取得する


ブログを始めようとした場合は、同時に独自ドメインを取得した方がよいです。
ドメインとは、URLの「http://xyz.com」の「xyz.com」の部分です。


独自ドメインを取得しなかった場合でもブログの公開はおこなうことができますが、ロリポップが提供するデフォルトドメインとなります。
このままでもいいですが、SEO等の観点から、独自ドメインを取得することをお勧めします。


このドメインは、インターネットの世界でユニークなものでなければいけないので、ドメイン提供サービスから使用されていないドメインを検索して取得する必要があります。
お勧めとしてムームドメインです。
ロリポップと同じGMOパペポが運営しているので、ロリポップとの連携がとてもスムーズです。


また、12ヵ月以上契約する場合の限定ですが、ロリポップでレンタルサーバを契約している場合、ムームードメインのドメイン料金は無料です。



ロリポップの料金形態


最後にロリポップの料金形態です。
前述させてもらいましたが、はじめてブログを始める人はスタンダードプランがおすすめです。


ハイスピードは、最初からは不要だと思います。
心配しなくても、そんなにアクセスが集中することはありません。
ブログが育ってきて、契約プランの見直しをおこなう必要があった場合にプランの変更をおこなえばいい、くらいのスタンスでよいかと思います。
個人でブログをおこなう分には、まずエンタープライズは不要です。


エコノミー

110円

ライト

220円~

スタンダード

550円~

ハイスピード

550円~

※2021/9/11現在 キャンペーン中のようです。

エンタープライズ

2,200円~


「~」というのは理由があります。
様々なオプションを付けることができるという感じなんですね。


筆者はバックアップオプションのみ付けています。
月額330円になります。
こういったオプションをつけていくと、上記プランに料金が上乗せされていきます。


筆者は、スタンダードプラン+バックアップオプション付きなので、880円/月になります。
始めてブログを始めるには、お手軽な値段かと思います。




ロリポップレンタルサーバで、クーロンを使ってバッチを実行し、必ず結果をメールで受信

JavaScript

今回は、ロリポップレンタルサーバでクーロン設定をおこなう方法、および、シェル実行結果をメールで受け取る方法について紹介します。


ロリポップは、crontabを直接編集してクーロンの設定をおこなうことはできないですが、ユーザ専用ページのクーロン設定画面で細かい起動設定をおこなう事ができます。
このクーロン設定画面では実行結果を受け取るメールアドレスの設定も可能であり、実行結果のメール受信が可能です。


メールでの受信は、バッチの実行結果によってメール本文の内容を変更する方法についても紹介していきます。


環境情報


バッチから実行するバッチは、Pythonで実装されていることを前提とします。


  • レンタルサーバ:ロリポップ
  • シェルから呼び出すバッチ:Python

WEB画面でクーロン設定をおこなう


ロリポップでのクーロン設定は管理コンソールのWEB画面でおこないます。


ロリポップのユーザー専用ページにログインし、左メニューで「サーバーの管理・設定」から「cron設定」を選択します。


ロリポップでのクーロン設定

cron設定画面がひらきます。
クーロンの設定、および、設定済クーロンの確認は、本画面でおこないます。



画面上にあるように、日付(月)・日付(日)・曜日・時間(時)・時間(分)をプルダウンで形式で選択する形で設定をおこないます。
筆者の契約しているプランはエコノミープランですが、以下の設定となります。
プランによって異なるのは最小実行間隔のみ(1分毎、5分毎)となります。


日付(月)

毎月、1月~12月

日付(日)

毎日、1日~31日

曜日

毎日、日曜日~土曜日

時間(時)

毎時、0時~23時

時間(分)

1分毎~10分毎、0分~59分


このように設定項目は豊富なので、ほとんどの設定のニーズに対応することができます。
しかし、crontabを直接編集するような設定はおこなうことはできません。
例えば、毎週、月曜日と金曜日だけ実行するという設定は、1つの設定ではおこなうことができないということです。
毎週、月曜日と金曜日に実行するといった設定をおこなう場合は、月曜日に実行するという設定と、金曜日に実行するという設定の2つの設定が必要となります。


複数の設定をおこなえばcrontabを直接編集することと同じ事ができるのであれば問題ないと思われますが、クーロンの設定には上限があるので注意が必要です。
クーロンの設定上限は、契約しているプランによって異なります。


 

cron登録数

最小実行間隔

エコノミー

1

5分毎

ライト

5

5分毎

スタンダード

10

1分毎

ハイスピード

10

1分毎

エンタープライズ

10

1分毎


メールでシェル実行結果を受け取る


クーロンの実行結果をメールで受け取ることができます。
設定は簡単で、メールアドレスをWEB画面で設定するだけです。



この設定をおこなうだけで、クーロンの実行結果が登録したアドレス宛にメールが送信されます。


しかし、メールが送信される条件は、クーロンの実行結果に出力がある場合、のみとなります。
つまり、標準出力やエラー出力といった出力がおこなわれない場合は、メールは送信されません。


メールでバッチが動作した結果を受信するためには、バッチを実行するシェルファイルに標準出力をおこなうように設定をおこなえばよいです。


#!/bin/bash
python cronSample.py
echo "バッチ処理が終了しました。" >&1

WEB画面で設定したメールアドレスには、標準出力した”クーロン設定での処理完了”とだけ記載されたメールが送信されます。


上記の設定では、クーロンが実行されたタイミングで必ずメールが送信されます。
本来であれば、クーロンの実行が失敗した時、といった一定の条件と一致した場合についてのみメールを送信したい場合がほとんどです。


その場合は、プログラムでの実行結果をシェルで受け取り、受け取った実行結果によって標準出力有無を判断する必要があります。


#!/bin/bash
ret=$(python cronSample.py)
if [ $ret = 0 ]; then
  echo "バッチ処理で異常が発生しました。" >&1
fi
#!/usr/local/bin/python3.4
# coding: utf-8
import sys

sys.stdout.write("0")

シェルの中身はシンプルで、Pythonで実行した結果が失敗(0)であった場合に標準出力をおこなっています。
結果、失敗したらメールが送信される、ということになります。


Pythonのプログラムでは、0を標準出力しているのみです。
これはサンプルプログラムでなので0を標準出力しているのみなのですが、実際のプラグラムでは、この部分を修正すればよいです。



ロリポップでPythonを使ってスクレイピング。モジュールを指定フォルダにインストールして環境構築。

phtyonロゴ

筆者は、レンタルサーバはロリポップを使っているのですが、Pythonでスクレイピングをするための環境構築で、ちょっと手こずりました。
原因がわかってしまえば単純なことだったので、記事として残しておきます。


環境情報


  • ロリポップレンタルサーバ
  • Python 3.4.1

モジュールのインストールコマンド


ロリポップでPythonのモジュールをインストールする方法は以下になります。
TeraTermにSSHで接続し、以下のコマンドを実行します。

※SSHはデフォルトで使用できないので、ロリポップの管理画面で使用できるように設定変更が必要です。


/usr/local/bin/python -m pip install ※モジュール名

Pythonでスクレイピングをおこなうためには「beautifulsoup3」というモジュールが必要です。
しかし、上記のコマンドで「beautifulsoup3」をインストールしようとするとエラーが発生してしまい、インストールすることができません。


$ /usr/local/bin/python -m pip install beautifulsoup3
Downloading/unpacking beautifulsoup3
  Real name of requirement beautifulsoup3 is beautifulsoup4
  Could not find any downloads that satisfy the requirement beautifulsoup3
Cleaning up...
No distributions at all found for beautifulsoup3
Storing debug log for failure in /home/users/0/oops.jp-sakusaku/.pip/pip.log
[oops.jp-sakusaku@users443 winningCollection]$ /usr/local/bin/python -m pip install beautifulsoup
Downloading/unpacking beautifulsoup
  Downloading BeautifulSoup-3.2.2.tar.gz
  Running setup.py (path:/tmp/pip_build_oops.jp-sakusaku/beautifulsoup/setup.py) egg_info for package beautifulsoup
    Traceback (most recent call last):
      File "<string>", line 17, in <module>
      File "/tmp/pip_build_oops.jp-sakusaku/beautifulsoup/setup.py", line 3
        "You're trying to run a very old release of Beautiful Soup under Python 3. This will not work."<>"Please use Beautiful Soup 4, available through the pip package 'beautifulsoup4'."
                                                                                                        ^
    SyntaxError: invalid syntax
    Complete output from command python setup.py egg_info:
    Traceback (most recent call last):

  File "<string>", line 17, in <module>

  File "/tmp/pip_build_oops.jp-sakusaku/beautifulsoup/setup.py", line 3

    "You're trying to run a very old release of Beautiful Soup under Python 3. This will not work."<>"Please use Beautiful Soup 4, available through the pip package 'beautifulsoup4'."

                                                                                                    ^

SyntaxError: invalid syntax

----------------------------------------
Cleaning up...
Command python setup.py egg_info failed with error code 1 in /tmp/pip_build_oops.jp-sakusaku/beautifulsoup
Storing debug log for failure in /home/users/0/oops.jp-sakusaku/.pip/pip.log

インストールとパス設定


インストール、および、Python実行時のパス設定にコツがあります。
前提として、以下のフォルダ構成を前提とします。


------
    |
    |---python
    |    |
    |    |---vendor         ・・・  Pythonの個別モジュールインストール先
    |
    |---test
      |
      |---scriping
           |
           |---scriping.sh  ・・・  作成したプログラムを実行するシェル
           |
           |---module       ・・・  作成プログラムの格納フォルダ

まず、インストールしたいモジュールである「beautifulsoup3」は個別モジュールインストール先である「python/vendor」にインストールする必要があります。
詳しい理由はわからないですが、「mysql-connector-python-rf」はインストール先を選択しなくても正常にインストールできたのですが、どうやら「beautifulsoup3」は自身で作成するフォルダにインストールする必要があるようです。


コマンドは以下になります。
「python」フォルダで以下のコマンドを実行します。


/usr/local/bin/python -m pip install BeautifulSoup --target ./vendor

このコマンドを実行することで、vendorフォルダ配下に「beautifulsoup3」のモジュールがインストールされます。


次にパス設定です。
実行するPythonのプログラムに「python/vendor」へのパスを設定する必要があります。
実行するPythonのプログラムは、「test/scriping/module」に格納されています。


#!/usr/local/bin/python3.4
# coding: utf-8
import os
import sys
sys.path.append(os.path.join(os.path.abspath(os.path.dirname(__file__)), '../../../python/vendor'))
from bs4 import BeautifulSoup 

これで、Pythonでスクレイピングのプログラムを実行する環境構築は完了です。